
ドラおです。
今回は、いそじオヤジに突然訪れた『脳出血入院生活』をお話します。
〝高血圧〟〝糖尿病〟が発症の原因でした。
医師の指導のもと、3年間というスパンでの『肉体改善計画!!』を目標に定めて、
〝肉体改善記〟を綴っていきます。皆様のチェックが目標達成の励みとなります。
では、『脳出血入院生活』 スタート!
【HCU(高度治療室)にて】
HCUとは、「High Care Unit」の略で、高度で専門的な治療・看護を必要とする患者が
入院します。
HCUは集中治療室の一種で、ICUと一般病棟の間に位置づけられ、24時間体制での看護と
なります。
HCUの看護基準は、4:1(看護師1人あたり、4人の患者を看る)です。
ちなみに、一般病棟の看護基準は7:1、ICUの看護基準は、2:1となっております。
HCUでは、点滴及び心電図が体にセットされ、24時間体制で監視や治療をしていただき
ました。
それと定時的な各種測定。他にも色々とあったとは思うのですが、詳しくは病人の私には
正直わかりませんでした。
とにかく言えることは、担当の看護師の方々にものすごく親切にしていただいたことです。
HCUには、入院時の6月24日(木)夜中から6月28日(月)午前までの〝4泊〟
お世話になりました。
6月25日(金)夜から食事もいただけるようになり、「HCUでも食事していいんだ!!」
というのが正直な感想でした。
〝ここではずっと点滴暮らし〟そんな間違った思い込みを持っていました。
血圧ですが、6月26日(土)で160の95、6月27日(日)で136の70と推移して
おりました。徐々に数値が下がっていくのが、本当に嬉しかったです。
血糖値測定も行うのですが(指先をプチッとし、血液を少量出し、測定器で計測)、200mg/dを超えると食事前にインスリンの注射が待っておりました。
そして注射後に食事となりました。
トイレについてですが、基本、小はベッドの上で尿瓶に行い、看護師の方々に回収して
もらいました。後半は食事もしていたため大もしたくなり、1回目は車椅子で連れて
行っていただき、その帰り道に洗髪も。
最後はしっかりと見守られながら歩いてトイレに行き用を足しました。
ずっとベッドにいましたので不安でしたが、意外としっかりと歩けました。
HCUにいる時からリハビリプログラムが開始され、ベッドでの指・手・足が正常に
動くかのチェック。(後遺症はないか?)
最後はベッドを離れ廊下での歩行チェックが行われました。
さすがに、片足立ちはちょっとふらつき、「歩行には影響ないが、左足は弱まっている!!」の判定がありました。
その過程を経て、いよいよ〝HCUからの脱出〟、一般病棟での入院生活がスタート!
【一般病棟にて】
6月28日(月)午前中、MRI検査ののち、一般病棟への移動となりました。
廊下一番奥の4人部屋。右手前が私のベッドです。
一般病棟に移れての安堵感と「ちゃんと治して早く退院するぞ!」と再スタートしました。一般病棟に移っても、様々な検査、リハビリメニューはどんどん続きます。
昼食のあと、心臓のエコー検査を行いました。そのあとは、リハビリの先生とのお話。
1日1800kcalの食事メニューなのですが、朝・昼・夜と本当に美味しい!!
胃がちっちゃくなったのか、いつも〝満腹〟でした。病院食の概念が変わりました。
入院中のお食事はこんな感じです。
<7/2朝の食事>
<7/2昼の食事>
<7/2夜の食事>
<7/5朝の食事>
<7/5昼の食事>
<7/5夜の食事> どうですか?おいしそうでしょっ!! しかも、量も結構あり〝大満足〟
6月29日(火)には、脳のリハビリテスト(問題形式)と、手先のリハビリテスト
(大小様々なものを右から左、左から右に動かすタイム計測による判定)を行いました。
また、入院後はじめての入浴がありました。何日ぶりだろう?気分もリフレッシュ!!
6月30日(水)午前中、リハビリの先生から昨日のテスト結果を受け、
「入院中のリハビリメニューは終了」とお墨付きをいただきました。
午後には、主治医と面談し、病状・経過の説明、7月6日(火)の退院が決定しました。
明るい兆しが見えた一日となりました。しかし、気をゆるめずに!!
7月となり、入院以来ずっと付けていた心電図の装置が外されました。
これって遠隔で数値管理がされていると聞きとても感心しました。
体から全ての機器がなくなり、夜起きることもなく、朝まで心置きなく爆睡できるように
なりました。寝返りも気にせずに!!
7月2日(金)は午後から、退院に向けて、妻と共に今後の食事について栄養指導を
受けました。
1日当たり1800kcalの献立の組み立て方、量や質。
妻が色々と聞いている横で、ウンウンとうなずいている私がいました。
退院後、しばらくの間お世話掛けますが、宜しくお願いします。妻に感謝!!
血圧もだいぶ下がり安定してきましたが、血糖値がどうしても3回に1回程度
200mg/dを超え、インスリンの注射を打ってからの食事がまだたびたびありました。
7月3日(土)から5日(月)は、7月6日(火)の退院のために日常生活復帰の
準備にと考え、入院生活を送りました。主に次の2点について心掛けました。
1.トイレ・洗顔・歯磨き等に行く回数をあえて増やし歩行回数を多くする事
2.スマホを扱って指先や脳のトレーニングをする事
血圧も100一桁と80いくつに落着き、、血糖値も200mg/d以下が続くようになり、
インスリンの注射の回数もだいぶ減るようになりました。
そして退院前日の7月5日(月)には、入院2回目の入浴でサッパリ!
聞いてみると、入浴は週2回の割り当てとのことでした。
一般病棟では〝8泊〟お世話になりました。いよいよ明日、退院だ!!
ここでは、私が発症した脳出血の原因である『高血圧の概要』を体験談を交え説明します。
『高血圧の概要』
・高血圧とは
一般的には診察室で計測した収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg
以上の状態を指します。
高血圧が持続することで動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞が引き起こされたり、
心臓の機能が低下して心不全となったりするため注意が必要となります。
・高血圧の原因は
生活習慣が密接に関わっており、塩分の取り過ぎや肥満、運動不足、ストレス、疲れなどが原因となります。
また、加齢や遺伝的な要因も高血圧の発症に関わっていると考えられています。
血圧の調整には、腎臓の血流量やホルモンが重要な役割を果たしています。
ホルモン異常によって高血圧が生じることもあります。
そのほかに、睡眠時無呼吸症候群に続発する高血圧や薬剤性、遺伝性の高血圧も知られて
います。
私の場合、塩分の取り過ぎ・肥満・運動不足・ストレス・疲れ・加齢・遺伝・・・
〝全て〟が当てはまってしまいます。
・高血圧の症状は
多くの場合、症状はありません。
しかし、頭痛やめまい、鼻血などの症状がみられる事があります。
高血圧では、合併症に注意することが大切です。
高血圧が持続すると血管が傷ついたり、血管が固くなったりして動脈硬化が引き起こ
されます。
この動脈硬化が進行すると脳、心臓、腎臓、眼などのさまざまな臓器に障害が起こり、
脳卒中や心筋梗塞といった死に至る重篤な病気の発症につながります。
また、心臓や腎臓の機能が徐々に低下して心不全や腎不全に至ると、呼吸困難や
全身のむくみ、不整脈、貧血、骨の異常などを生じ、死に至ることも少なくありません。
私の場合、脳出血を発症するまで一切症状はありませんでした。
・検査診断方法は
高血圧は、血圧を継続して測定することが大切で、血圧は時間とともに変動するため、
診察室や家庭など、さまざまな環境で血圧を測定することが求められ、家庭血圧がより
重要となります。
家庭で測定した血圧が135/85mmHg以上である場合に高血圧となります。
また、腎臓の血管の異常や腎障害が原因で生じる腎性高血圧や内分泌疾患である
原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症などによる
ホルモン異常による二次性高血圧が疑われる際には、超音波検査やCT検査、MRI検査、
血液検査、尿検査なども検討されます。
・治療予防は
高血圧は多くの場合、日常生活の乱れが原因となるため、生活スタイルの是正をすることが大切で、適度な運動や塩分を控えた食事、禁煙、適正体重の維持などを心掛けます。
こうした生活スタイルの調整を行っても血圧が改善しない場合には、降圧剤を用いた血圧の管理が行われます。
高血圧は無症状で経過することが多いために放置されがちですが、合併症を予防するため
にも早期から意識し治療を行うことが重要です。
私の場合、降圧剤を用いた上、日々の家庭での血圧測定を継続して血圧管理を実施します。予防策としては、
・食塩摂取量を減らす
(1日の食塩摂取量を成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満にすることを目標)
①食事の味付けを薄味にする
②漬物や加工食品、ラーメンの汁は残す
③塩分が多い食品や外食を控える
・カリウムを豊富に含む野菜や果物の摂取
腎臓の機能が低下している場合、カリウム摂取により血液中のカリウム濃度が上昇
しやすいため注意する。
・生活習慣の改善(肥満、運動不足、アルコール、喫煙など解消)
高血圧以外にも糖尿病や脂質異常症など動脈硬化を引き起こす病気の原因にもなるため
注意する。
※高血圧は症状がほとんどないため自分で気づかないことも多いですが、予防のためにも
日頃からバランス取れた食事、運動、体重のコントロール、お酒の量を減らす、禁煙を
心がけることが大切です。
最後に、『高血圧』に関します本を紹介します。
もっと詳しく知りたい方は、是非ご覧ください。
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